パソコンや各種OA機器を使うオフィスでは床下にコードを引き、パネルカーペットで覆うというスタイルがよく使われます。
カーペットは床に傷がつきにくく、ワックスなどを定期的にかける必要もないため非常に便利ですが、使っているうちに汚れが目立ってくるということも少なくありません。
土足で上がるオフィスのカーペットは特に汚れやすく、くすんだシミだらけの床で取引先に悪い印象を与えてしまうかもしれません。
オフィスのカーペットの掃除方法
日常清掃は掃除機で
カーペットの日常的な掃除は掃除機で行います。
靴を脱いではいるオフィスなら一般家庭用の掃除機でもかまいませんが、土足で上がるオフィスは一般家庭よりも汚れがつきやすいため、業務用のハイパワータイプの掃除機がおすすめです。
ルンバなどのお掃除ロボットを使ってもよいですが、カーペットの毛足の長さによっては正常に作動しないこともあるため、カーペットの種類や毛足の長さが適合する機種を選びましょう。
掃除機のヘッドを床に押し付けるのではなく、ふわっと乗せてカーペットの毛の流れに逆らうようにかけるのがコツです。
コーヒーなどをこぼしたときはすぐに対処する
仕事中にうっかりこぼしてしまったコーヒーやお茶などは、時間が経って乾くとシミになり、なかなか落とし難くくなります。
固く絞ったぞうきんに薄めた中性洗剤を染み込ませ、汚れた部分に水分を含ませるようにトントンと叩いて落としましょう。
汚れがある程度落ちたら乾いたぞうきんでトントンと叩き、水分をきれいに吸い取ってください。
ゴシゴシとこすると汚れをかえって広げてしまいますので、汚れがある部分だけをピンポイントで叩くようにしましょう。
気になる臭いは重曹水で
食べこぼしなどの汚れは、固形物を取り除いても臭いがしつこく残ってしまうことがあります。
市販の消臭剤を使っても臭いの元がなくなるわけではないため、時間が経つと匂いが戻ってくるということも多いですよね。
こんなときは5%くらいに溶かした重曹水をスプレーし、乾いたぞうきんでトントンと叩くように拭きとってください。
消臭効果で臭いが落ちるだけではなく、重曹が臭いの元となる汚れを浮かしてきれいにしてくれます。
重曹を使うときは粉を直接カーペットに振りかけないように注意してください。
消臭効果はあるかもしれませんが、重曹の粉がカーペットの奥に入り込み、新たな汚れとなってしまいます。
こびりついた汚れや広い範囲の汚れはプロに依頼する
カーペットのシミが広範囲にわたっている、汚れがついたまま放置したため、セルフクリーニングではシミが落ちない、マジックやマーカーなどの油性のシミがついたなど、汚れの範囲が広いときや汚れがこびりついているときは、自分で掃除しようとすると返って汚れを広げてしまう可能性があるほか、素材に合わない洗剤や掃除方法を行うことでカーペットを傷つけてしまう可能性があります。
無理に掃除をしようとはせず、プロに掃除を依頼するとよいでしょう。
プロによるカーペットクリーニングであれば、カーペット全体をムラなくスッキリときれいに仕上げることができます。
手間や時間もかからないため、オフィスの日常業務を妨げる心配もありません。
まとめ
オフィスのカーペットをきれいな状態に保つには、掃除機を使った日常清掃のほか、飲み物や食べ物などをこぼしたときの素早い対処が必要です。
しかし、どんなに掃除を行っていても汚れを完全に落とすことは難しいため、時間が経つと全体的にくすみやシミが目立つようになります。
汚れた床はオフィス全体の印象を悪くするほか、従業員のモチベーションに影響することもありますので、オフィスのカーペットが汚れてきたなと感じたら、ぜひ弊社にご相談ください