毎日のように使う電子レンジ、オーブンレンジのなかは汚れが付きやすく、シミ、焦げ、古い油のようなニオイに悩まされがちな場所です。
レンジで温めた食品や、オーブンで焼いたお菓子がなんとなく生臭い…ということになりかねませんので、汚れやニオイをすっきり落とし、きれいな状態を保ちたいものです。
レンジ掃除は重曹を使う
重曹水をレンジで温める
食べ物を入れる場所であるレンジ庫内は、食器洗い用の洗剤や住宅用洗剤の使用は避けたいものですが、古くから山菜のアク取りや「ベーキングパウダー」の主成分として利用されてきた重曹であれば安全性も高く、安心して掃除に使うことができます。
- 電子レンジで加熱可能な容器に、水200mlと重曹を大さじ2~3程度入れて、
3~4分程加熱 - 加熱終了後、そのまま15分くらい放置
- 布巾などで拭き掃除する
レンジ庫内についているのは酸性の油汚れです。
アルカリ性の重曹水をレンジで加熱して蒸気にすることで庫内の隅々まで行き渡らせ、油汚れを浮かせることができます。
重曹には消臭効果もあるため、汚れだけではなくニオイもすっきり落としてくれます。
焦げには重曹ペースト
調理中の吹きこぼれなどが原因でできた焦げに重曹ペーストを使うと、アルカリで油汚れを分解しながら研磨剤効果で汚れをはがすことができます。
- 重曹と水を3:1程度の割合で混ぜる
- 焦げ付きが気になる部分に重曹ペーストをかける
- 丸めたラップでこすり洗いする
- 水拭きと乾拭きで重曹をふき取る
ラップでこすっても落ちないしつこい焦げの場合、重曹ペーストに少量の酢をかけたあとラップでおおって1時間ほどおき、プラスチックカードでこするとよいでしょう。
レモンを使う
レモンなどの柑橘類には、油を分解する「リモネン」という成分が含まれています。
- 電子レンジで加熱可能な容器に、水100mlレモンの絞り汁、搾ったあとのレモンをいれ、電子レンジで4分程度加熱
- 加熱後、5分間そのまま放置
- 布巾などで拭き掃除する
レモンが硬いときは、搾る前にレンジで30秒加熱すると搾りやすくなります。
しつこい汚れがあるときはレモンの皮で汚れ部分を拭いて成分を塗り付け、その後布巾などできれいに拭くとよいでしょう。
まとめ
レンジ庫内の汚れを放置していると、レンジの機能が落ちてしまうだけではなく、汚れ部分が加熱されて高温になり、発火する可能性もあります。
こまめな手入れや定期的な掃除は、レンジの機能を損なわず、安全に使用するための重要なポイントです。
レンジを何年も掃除をしておらず、自分で掃除するのは難しい、汚れやニオイが上手く取れないというときは、弊社までご相談ください。