気温が高くなる5月ごろになると、台所の排水口から不快な臭いがすることがあります。
ワンルームマンションなど、台所と居住スペースが近い間取りの家では、排水口の匂いは大きなストレスになりますので、できるだけ早く解決したいものです。
ところで、なぜ気温が上がると排水口が臭うのでしょうか。
排水口の臭いの原因
排水口の構造
台所の排水口は、設備の古さなどによって構造の違いがありますが、一般的には食器についた食べ物カスなどが排水口に流れ込むことを防ぐ「ゴミ受け」、水をためて下水の殻の臭いをシャットアウトする役割を持つ「排水トラップ」、排水を流すための「排水ホース」でできています。
排水口から臭いがするのは、この3つのどこかにトラブルが起こっている可能性があります。
水を流せば臭いが収まる場合は問題なし
気温が高くなったときに排水口が臭う原因として多いのが、排水トラップの水が減少して下水の臭いが上がってきているというものです。
これは気温上昇によるトラップ内の水の蒸発が原因ですので、特に問題はありません。
しばらく水を流せば排水トラップ内に水が溜まり、本来の機能を取り戻して臭いがしなくなります。
臭いの解決法
ゴミ受けと排水トラップの掃除
しばらく水を流しても臭いが収まらないという場合は、ゴミ受けと排水トラップの掃除をしてください。
特に、排水トラップは掃除を見落としがちなので、汚れが溜まっている可能性があります。
排水トラップはゴミ受けを取り外したときに見える蓋のようなもので、ネジのように回すと簡単に取り外すことができます。
柔らかいブラシなどを使って掃除してください。また、ひび割れなどがある場合は交換する必要があります。
排水管のメンテナンス
排水トラップとゴミ受けを掃除しても臭いがする場合は、排水管の一部が破損している、接続部から臭いが漏れている可能性があります。
また、水を流せば臭いは収まるものの、臭いが強いといった場合は排水管が汚れたり、一部が詰まっている可能性もあります。
破損や詰まりなどを放置していると、水漏れや逆流を起こすことがありますので、できるだけ早く対策をしてください。
市販の配管掃除用洗剤を使って掃除することもできますが、使い方を誤るとかえって詰まりを発生させることがありますので、破損などのチェックもかねてプロに掃除を依頼したほうがよいでしょう。
まとめ
排水口の臭いは特に問題ない場合もありますが、掃除やメンテナンスが必要になる場合もあります。
自分で解決できることもありますが、排水管の汚れや詰まりは自分で解決しようとしてかえって事態を深刻にすることもありますので、プロによるメンテナンスをご検討下さい。
排水口の臭いにお困りの方は、一度弊社ご相談ください。