近年、夏は異常に気温が高くなる日が多く、気温が上がり始める6月ごろから10月ごろまではエアコンを使う機会が多いのではないでしょうか。
ところで、エアコンを使っていると、ふとした拍子に「エアコンから出る空気が臭い」と感じたことはありませんか?
エアコンが臭いと感じたときは、エアコンクリーニングをするタイミングです。
エアコンクリーニングの必要性やタイミング
ニオイの原因は雑菌やカビ
エアコンを使うとエアコンの中と外気温の間に温度差ができて空気中の水分が結露します。
暖房の場合、エアコンの中が温まっているので水分は蒸発するのですが、冷房の場合はエアコン内の水分が蒸発しないため、エアコンの奥に溜まった埃が湿気を吸い、その中で雑菌やカビが繁殖してしまいます。
ちょうど、濡れたまま洗濯機の中に放置された洗濯物や、室内干しで生乾きになってしまった洗濯物と同じ状態ですね。
生乾きの洗濯物や洗濯機の中に放置された洗濯物が悪臭を放つのと同じように、エアコン内で雑菌やカビの温床となった汚れも悪臭を放つようになります。
しかも、エアコンは悪臭を放つだけではなく、空気と一緒にカビの胞子や、ほこりの中で繁殖したダニの死骸やフンもまき散らしてしまいます。
これらの「ハウスダスト」はアレルゲンとしてさまざまな健康被害を与え、とくに喘息などの呼吸器系疾患を持っている人が発作を起こす原因となります。
エアコンクリーニング
家庭で行うことができるエアコンの掃除といえば、カバーを外してフィルターを洗う、掃除機で吸う、洗浄用のスプレーを使うといった方法です。
掃除することによってエアコンのニオイが軽減されるかもしれませんが、エアコンの奥の汚れを完全に取ることはできません。
弊社はエアコンを分解してエアコンの奥にあるファンはもちろん、排気ダクトまで徹底的にクリーニングを行います。
掃除機やスプレーでは掃除できない部分まできれいになりますので、ニオイの解消はもちろん、目に見えないハウスダストもしっかり取り除くことができます。
エアコンクリーニングの頻度と時期
エアコンの汚れは使用頻度や使用する環境によって異なりますが、一般家庭のリビングに設置されたエアコンの場合、2年に1回程度が目安ですが、小さなお子様がいる家庭やペットがいる場合は1年に1回が理想です。
また、飲食店やキッチンなどの空気が汚れやすい場所に設置されたエアコンは汚れやすいため1年に1回、その逆に使用頻度が少なく汚れがつきにくい寝室などのエアコンは3年に1回程度がよいでしょう。
エアコンのクリーニングを行うのは、エアコンをあまり使用しない春か秋。なかでも夏のエアコンシーズンが始まる前の春がおすすめです。
まとめ
エアコンの汚れを放置しておくと、エアコンの中に雑菌やカビ、ダニが繁殖してしまう、アレルゲンがエアコンの風でまき散らされてしまうなど、健康にかかわる問題を引き起こすことがあります。
さらに、汚れが冷暖房の効率を下げることで光熱費が上がってしまう、エアコンが故障する原因になるなど、コスト面でもマイナスになってしまいますので、定期的にエアコンクリーニングを行うとよいでしょう。
プロによるエアコンクリーニングをご希望の方は、弊社に一度ご相談ください。