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室内が煙もうもう…店舗の排気不良の原因と対策法4つ。

調理で出た煙や匂いを掃き出してくれる排気設備は、飲食店ではなくてはならない存在です。

しかし、排気設備のメンテナンスや掃除を怠っていると正常に機能できなくなり、室内に煙がもうもうと立ち込めるなんてこともあります。

ところで、店舗の排気不良はどのような原因で起こるのでしょうか?

 

排気不良の原因は主に4カ所が原因

グリスフィルター

「グリスフィルター」とは、フードのなかについている「煙の入口」に当たる部分です。

調理で出た湯気や煙に含まれている油をキャッチし、奥にあるダクトなどが油まみれになることを防ぐ役割があります。

排気設備のなかではもっとも汚れやすい部分で、グリスフィルターが油で「目詰まり」を起こすと正常に排気することができなくなります。

 

防火シャッター

グリスフィルターを取り外して奥を覗くと確認できる「防火シャッター」は、普段は開いた状態になっていますが、火災が起こったときはシャッターが閉じ、炎がダクト内に進入することを防ぐ働きをします。

グリスフィルターでキャッチできる油は、排気に含まれる油分のうち8割程度といわれており、残り2割はフィルターより奥に流れ込んでいます。

そのため、グリスフィルターに近い位置にある防火シャッターが油で汚れることも多く、グリスフィルター同様「目詰まり」を起こして排気不良の原因になることがあります。

また、火元とシャッターの距離や、排気の温度などが原因でシャッターが閉じてしまったというケースもあります。

 

排気ファン

家庭用換気扇の羽にあたる部分が「排気ファン」です。

ファンに油汚れがついていると回転が悪くなるため、排気不良が起こってしまいます。

 

ファンベルト

自転車の車輪が排気ファンだとすると、車輪を回す役目を持つチェーンにあたるのが「ファンベルト」です。

自転車のチェーンがはずれていたり緩んでいると車輪がうまく回転できないのと同じように、ファンベルトが伸びているとファンをうまく回すことができず、排気不良の原因となります。

 

排気不良の対策法

対策1:定期的に掃除する

排気の原因となりやすい設備のうち、グリスフィルターと防火シャッターは屋内にあるため、セルフメンテナンスをしやすい部分となります。

なかでも、汚れやすいグリスフィルターは簡単に取り外すことができますので、表面を拭き掃除するだけではなく、定期的に取り外して掃除するとよいでしょう。

 

対策2:破損がないかチェックする

グリスフィルターが破損していると奥に流れ込む油の量が増え、防火シャッターや排気ダクト、排気ファンまで油で汚れ、排気不良に繋がるだけではなく、ほかの機器が破損する可能性もあります。

また、防火シャッターが閉じたままになっていないかもチェックしましょう。

 

対策3:排気ファンとダクトを1年に1度清掃する

排気ファンはグリスフィルターなどに比べると汚れにくいため、頻繁に掃除する必要はありませんが、まったく掃除をしなくてもよいというわけではありません。

しかし、排気ファンは屋外に設置されているケースが多く、屋内に設置されている場合も奥まった場所にあります。

また、ファンを分解しなくてはきれいに掃除ができないため、セルフメンテナンスが容易ではありません。

ダクト内の掃除と一緒に、1年に1回程度プロに清掃を依頼し、破損などがないかなどのチェックも受けるとよいでしょう。

 

対策4:原因がわからないときはファンベルトをチェック

グリスフィルター、防火シャッター、排気ファンやダクトの定期的なメンテナンスを行っているのに排気が弱いというときは、ファンベルトが劣化している可能性がありますので状態をチェックしてください。

ファンベルトが劣化すると、排気設備使用中に「キュルキュル」などの異音がすることも多いので、カバーを開けなくても劣化していることがわかるかもしれません。

また、ファンベルトが原因だと考えられる場合は、建物の管理会社やオーナーなどに相談するとよいでしょう。

 

まとめ

このほか、排気不良はダクト内に異物が入り込んでいる、汚れが蓄積してダクト内が狭くなっているといったケースがあります。

いずれの場合も自分で対処することが難しいため、グリスフィルターや防火シャッターを掃除しても排気不良が改善しないときはプロに掃除とメンテナンスを依頼することをおすすめします。

 

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