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床ワックスとフロアコーティングの違いについて教えてください。

ワックスとフロアコーティングは、どちらも「床を美しく見せる」「床材を保護する」という役割を持っているため、どちらを使っても同じというイメージがあるかもしれません。

しかし、ワックスとフロアコーティングはそれぞれ異なる特徴を持っています。

 

ワックスとフロアコーティングの違い

皮膜の硬さが違う

ワックスもフロアコーティングも薬剤が皮膜を作り、床に光沢やツヤを出すとともに、床を保護するという役目を果たしますが、ワックスはアクリルなどの合成樹脂が主成分となっているため皮膜が柔らかく、フロアコーティングはガラスやシリコンを主体としているため皮膜が硬いという違いがあります。

皮膜が硬いほど床を傷から守る能力が高いので、フロアコーティングの方がワックスよりも床材を傷つけにくいということになります。

そのため、ビルや店舗など人の出入りが多く、床をできるだけ美しい状態で保っておきたい部分はフロアコーティングが適しています。

一方、無垢材を使ったフローリングのように「使い込むことで生まれる味わい」や「素材が持つ自然な感触」が魅力となる床の場合は、ワックスの方が適しているかもしれません。

また、皮膜と床材の硬さに差があると皮膜の剥がれを起こしやすいため、柔らかい床材の場合フロアコーティングを施工できないこともあります。

 

耐久年数が違う

製品によって耐久年数は異なりますが、ワックスはフロアコーティングに比べて耐久性が低く、数カ月に一度のペースでワックスをかけ直さなくてはなりません。

一方、フロアコーティングは成分によって違いはありますが、短くても2年以上の耐久性があり、30年近い耐久年数を誇る製品もあります。

そのため、一回当たりの施行にかかる費用はフロアコーティングの方が高くても、数年単位で見るとワックスの方が費用が掛かっているということもあります。

 

耐水性が違う

製品によって耐水性は異なりますが、ワックスは耐水性が低く、水などをこぼすとシミができることが多いほか、水で濡らしたぞうきんやモップを使って掃除するとワックスが剥がれてしまいます。

一方、フロアコーティングは耐水性が高いため、水などのシミを作りにくく、水を使って掃除することも可能です。

 

施工性が違う

数カ月に一度かけ直すことが前提となっているワックスは、特別な道具や機械がなくても簡単に塗り直しが可能です。

ワックスのデメリットである「剥がれやすい」という特徴も、塗り直しのときなどは「剥がしやすい」というメリットになります。

フロアコーティングに比べると皮膜が薄いため、塗りムラも出にくくDIY施工も可能です。

一方、フロアコーティングは皮膜の耐久性が高く剥がれにくいので、塗り替えは数年から数十年に一度でかまいませんが、コーティングにトラブルが起こって塗り替えが必要になった場合、コーティング剤の剥離作業に手間がかかって床材を傷つけてしまうことがあります。

また、ワックスに比べて被膜が厚いため、塗りムラが起こりやすい点もデメリットです。ホームセンターなどで市販されているフロアコーティング剤もあり、DIY施工も可能ですが、水性タイプのコーティング剤以外は皮膜に気泡やゴミが混ざったまま硬化してしまった場合や塗りムラが起こってしまった場合の「やり直し」が難しい、または不可能なためプロの業者に依頼することをおすすめします。

 

まとめ

「耐久性が低くこまめにメンテナンスする必要があるワックス」と「耐久性が高くメンテナンスフリーでよいフロアコーティング」というと、ワックスよりもフロアコーティングの方が優れているように感じられます。

実際、新築の家などではフロアコーティングが選ばれることも多く、小さな子どもがいる世帯では特に好まれているようです。

しかし、フロアコーティングは万が一コーティングが剥がれたときや、コーティングに傷や落ちない汚れがついてしまったときに再施工が難しいというデメリットがあります。

ワックスかフロアコーティングを選ぶときや、使う薬剤の種類を選ぶときは、床材の種類だけではなく、部屋を使う頻度や用途なども考慮して選ぶとよいでしょう。

 

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