厨房設備や家具などをそのまま引き継ぐことができる「居抜き物件」を利用した開店は、店舗用ではない物件を改装したり、一から店舗を建築したりするよりも初期費用を抑えることができるため、これから独立を考えている自営業主に人気です。
しかし一方で、現在の状態でそのまま引き渡しという「現状渡し」であることから、内装や設備が破損、汚損しているということもありますので、開店後のトラブル防止のためにも開店前にクリーニングを行う必要があります。
開店前クリーニングの内容
グリーストラップ
厨房の排水に含まれる油分や食品クズを分離する役割を持つ「グリーストラップ」の洗浄は、元飲食店の物件を居抜きで使う場合は必須といえます。
以前の店舗がカフェなどの場合はそれほど汚れていないかもしれませんが、焼き肉店やラーメン店など油を多く使う店舗はグリーストラップが大変汚れやすく、個人で洗浄するのは簡単ではありません。
洗浄しないまま放置していると悪臭や害虫発生の原因となるので、開店前のクリーニングが重要となります。
排水管洗浄
厨房などから出た水が通る排水管は、元飲食店の場合はもちろん、美容院や花屋などの店舗だった場合も、異物が流れ込んでいる可能性があるほか、丁寧に使っていても汚れが蓄積していることがあるため、開店前に洗浄しておく必要があります。
換気扇や排気ダクトのクリーニング
グリーストラップ同様、以前の店舗の業務内容によって汚れの度合いなどに違いはありますが、開店前に点検・クリーニングが必要な場所です。
表面的には汚れていないものの、分解しないと洗浄できないファンの奥やダクト内は汚れていることも多く、放置していると害虫の巣になってしまうことがあるほか、火災の原因になることもあります。
グリルや冷蔵庫などの厨房器具
調理に使うグリルや食品を保存する冷蔵庫などの厨房器具は油汚れなどがつきやすく、掃除が難しい場所といえます。
汚れをそのまま放置していると食中毒の原因となるほか、魚を保存していた冷蔵庫など、ニオイが残ったままでは新たな食材に匂いがうつってしまうこともあります。
弊社は油汚れやニオイを根本から徹底クリーニングいたします。
フロアの洗浄とワックスがけ
居抜き物件の場合、ワックスが剥がれたまま放置され、床に汚れや傷がついてフロア全体が暗くくすんでいることがあります。
壁紙のはりかえなど、内装を変更することで新しい店舗の雰囲気を作り上げたとしても、床が汚れた状態では古ぼけた印象が強くなってしまいます。
また、前の店舗が撤退してからそれほど期間が経っていない場合、使用しているワックスの種類によってはワックスがけを行う必要がないかもしれませんが、撤退から数年たっている場合などはワックスがけを行う必要があります。
窓ガラスのクリーニング
外からの光を取り込む窓は、屋外に面していることから汚れやすく、汚れたままだと店内が薄暗くなってしまうほか、外観が汚れていると「なかも汚れているだろう」という印象を持たれやすく、客が寄り付かない原因となることもあります。
店舗の窓は一般家屋よりも大型であったり、デザイン性が高い変形窓であっったりするため、個人では掃除が難しいケースもありますが、プロによるクリーニングであれば大型の窓や変形窓もピカピカに仕上げることができます。
まとめ
開店の準備は関係役所への手続きやチラシの作成なども行うため、居抜きであっても多大な手間と時間がかかってしまいます。
そんな状況では自分で店内を掃除することは難しく、完璧な掃除、満足のいく掃除を行うことができません。
弊社のクリーニングであれば、窓やフロアなど個人で対処できる場所だけではなく、グリーストラップや排水管など、プロでないとお手入れが難しい場所も徹底洗浄することができます。
居抜きでの開店を検討中の方は、ぜひ弊社にご相談ください。